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日本と欧米の語学教室の違い

欧米の語学教室の例は、自分も含めほうぼうで聞いて知っているので、
どうかアジア圏でその国の言語教室に学生として行った方にぜひお聞きしたい。
学生たちの態度はどんな感じなのか。


少なくとも欧米の語学教室で、クラス内の和を激しく乱すような学生はいない。
きょうびは携帯ばかり見ている学生が多くて、一時的に問題になったらしいが。


欧米(って言っちゃうとざっくりしているが、
便宜上ここでこう呼ばせていただく。
当方が情報を把握しているのは、アメリカとカナダ、およびEU加盟国、一部東欧。
豪州も似たり寄ったり)では、
ご存知の方も多いだろうが、学生の出席率に関し、学校は警察に報告するだけで、
あとは放置、ということが殆んど。


教務が寮に突撃することもない。
寮を所有している学校の場合は、
そこの寮生が全然来なければ警察におまかせするケースもあるようです。


教師は学生に「やる気がないなら来るな」と言い、
学生は「はい、そうします」とばかり来なくなる。それだけ。
学生が「勉強つまらない」「やりたくない」と思えば、次の日から来なくなる。それだけ。
あとは学生ビザ失効まで、ぶらぶらしているんだと思う。それか帰るか。それだけ。
学校からは国によっては書面なりで「警告」がされる。それだけ。
出席率の報告が警察に行き、次のビザは延長できない、それだけ。



つまり、最終的に、教室にいるのは

基本的に「勉強しようと思って来ている」学生だけ

自動的に淘汰されていく。



日本の日本語学校のように、留学生の逃亡が〇%を越えたら、
その学校アウト、という決まりがあるのかどうかは、知らない。


どこの国にもブラック学校はあるので、その後の滞在方法は何らか存在する。
とにかく教師や学校側が、学生の出席のためにあれこれ奔走することはない。
また、日本語学校のように、学生のメンタルまでべったり気遣うと言うこともなくドライ。
あとは動くのは警察。




一方、先生方が苦労されている学生たちはどうですか。
居眠り、携帯、おしゃべり、ひどいのは食事。
やる気がなくて、勉強が苦痛で、疲れていて…


これ、全部、
日本の日本語学校が就学生の出席率を維持しなければならない、
と言うところから来ているということですよね。
何度も思ったでしょう、
「やりたくないなら来なければいいのに」と。
そう思った次にハッ、考えるのは、
「でも来なかったらとっつかまえて空港送りにしなければ」と。



欧米の語学教師は、日本語教師と違って、こういう責務から免れているんですよね。
そしてあちらの学生は、「やりたくないなら行かなければいい」という
(こう言ってはなんだが)自由がある。



アメリカ人の語学教師に


「寝ていたり、やる気のない学生と
一緒に授業なんてできるわけないじゃないですか」


と、白――い歯を光らせて
さらっと言われた時のショックと言ったら…
(まさか日本ではそういう状況で日本語教育をしているとは言えない。
ひどいのは机の中に弁当隠して食っている、とは…)。



あの、
「やる気がない学生たち」は、

疲れていて、勉強したくないのに授業にでなければならなくて、
それも大学の選択科目や、カルチャーセンターとは違い、
毎日来なくてはならなくて、
「お金払って何でこんな目に」という、

憤りが鬱積した結果ということなわけで。



一度、こんなことがあった。


休み時間に韓国人男子学生が、帰ろうとしたので
首根っこつかまえて教室に戻した。
本人は、「えっなんでなんで???」と言う風情で、
次の授業中もずっとぽかんとしていた。



残して説教、となった。



そこで聞いたこと。


「自分はアメリカにも語学留学したけれど
こんな出席を強制されたことはない。おかしい。
日本に来るときはエージェントにこう言われた。
アルバイトしながら、日本語ならって、
日本の生活をエンジョイできる、と。
アメリカではそうだったのに、どうして?!」


そこで、日本の日本語学校では出席は強制できる、と言うと
顔色がかわった。


「だまされたんでしょうか?」
そう、彼は英語でつぶやいた。
この子は結局その後、日本が大嫌いになって帰国していった。


(※事実、この時期の韓国人は
「エージェントにだまされた」
とみんなが口々に言っていた。
だから本当にそういう営業が横行していたのだと思う。)


ベトナム人の場合はというと
エージェントからは「とにかく金が稼げる」とばかり言われて
その気になるらしい。
親が子供に稼がせたくて行かせるケースもある。


勉強したくて来る学生よりも
働きたくて来る人たちが多いのだから
そういう人たちのいるクラスは教室運営がうまくいかない。



日本語教師の養成講座では
日本の日本語学校が、
他国のそれと比べて特異な状況にあることを
示唆していないと思う(今はどうか知らないが)。


日本語学校で、
出席率は教師の授業クオリティのせい!
と強引に結論付けるところもあるが、
そう単純ではないんじゃないか…
エージェントの説明も、本当にいい加減なのではないか…



…と、例のアメリカ帰りで日本が嫌になって帰った子が
国で結婚したとのニュースをもらったので、
記念に書いてみた。
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miyabiyutaka

Author:miyabiyutaka
夢を追って心が折れてしまう前に。
______________

某本にかこつけてタイトルつけてみたけど…
日本人「の」、って、教えにくい日本語ですよね。
日本人「が」、だったらまだやりやすいんだけどな。


学生のための日本語教育ブログだったら、他にいっぱいありますのでそちらへどうぞ。
日本語教師として「働く側」からのブログです。

拍手ありがとうございます。この業界で、表だって言いたいことが言えない方々の「声なき声」だと思うと、励みになります。

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